角川シネマ有楽町、ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールBにて上映中の「妖怪・特撮映画祭」。今回、新たに発見された上映作品のメイキング映像が、8月5日(木)に角川シネマ有楽町で予定されている「シークレット上映」の回にて初上映されることが決定した。

【写真を見る】臨場感あふれるガメラの海戦シーンのメイキング映像

「妖怪・特撮映画祭」はアナログの魅力を持った妖怪・特撮映画を「妖怪・怪談」「大魔神ガメラ」「スペクタクル・ディザスター・怪奇・幻想」の3つのジャンルに分けて上映する映画祭。現代のフルCGで描かれた『シン・ゴジラ』(16)や、8月13日(金)公開の『妖怪大戦争 ガーディアンズ』へ続く、日本が誇る特撮映画の魅力とその歴史を紐解く内容のものとなっている。

今回、初披露される秘蔵映像は『大魔神逆襲』(66)、『妖怪百物語』(68)、『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(67)のメイキング映像3種。『大魔神逆襲』では吹雪の中で立ちはだかる大魔神と鉄砲隊が対峙するするシーン、『妖怪百物語』では主演の藤巻潤と高田美和が妖怪の着ぐるみと触れ合うシーン、『ガメラギャオス』では神戸港の海中でガメラギャオスが死闘を繰り広げる場面が切り取られ、いずれもアナログ特撮映画の舞台裏を楽しめる貴重な映像となっている。

今回のシークレット映像への専門家の関心は高く、映像文筆家の金田益実は「大映東西撮影所の裏側に潜入した貴重なメイキングフィルム」とその貴重さに言及。娯楽映画研究家の佐藤利明は「何もかも手作り、人海戦術で、産み出された大映の妖怪・特撮映画たち。改めて発掘映像を通して、その魅力を発見出来ると思う」と、アニメ特撮研究家の氷川竜介は「フレーム外にあった役者さんの表情、あまりにも大規模な特撮ステージに興奮しました!」とそれぞれコメントを寄せている。

特撮ファンだけでなく、広く映画ファンにとって必見となる秘蔵映像を見に、是非とも「妖怪・特撮映画祭」のシークレット上映に足を運びたい。

<専門家コメント

●金田益実(映像文筆家)

「いま、自分が何を観ているのか信じられない。ガメラ大魔神、妖怪の特撮風景が芸能ニュースにあったとは。...昭和時代の貴重な撮影風景。特撮の秘密を捉えた映像はガメラギャオスの怪獣戦、雪の進撃・大魔神、妖怪百鬼夜行と出演者たち。大映東西撮影所の裏側に潜入した貴重なメイキングフィルム。その封印が解かれる日はもう間もなく!」

●佐藤利明(娯楽映画研究家)

「何もかも手作り、人海戦術で、産み出された大映の妖怪・特撮映画たち。改めて発掘映像を通して、その魅力を発見出来ると思う」

●氷川竜介(アニメ特撮研究家)

「昭和の撮影現場に潜入気分!フレーム外にあった役者さんの表情、あまりにも大規模な特撮ステージに興奮しました!」

文/鈴木レイヤ


大魔神と鉄砲隊のシーンでの撮影現場


(出典 news.nicovideo.jp)

角川シネマ有楽町、ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールBにて上映中の「妖怪・特撮映画祭」。今回、新たに発見された上映作品のメイキング映像が、8月5日(木)に角川シネマ有楽町で予定されている「シークレット上映」の回にて初上映されることが決定しました。
これは貴重な映像ですね。

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